初月から日販10万超!好スタートの秘訣とは?!

とくし丸を知ったきっかけを教えてください

とくし丸を知ったきっかけは、テレビで特集されているのを観たことです。
テレビで観た販売パートナーが、お客さまとのふれあいやコミュニケーションを取りながら販売している姿が印象的で、お客さまだけでなく販売員の方も生き生きとしていたことが強く心に残り、その光景が忘れられませんでした。

興味を持って選考に進む前には、他社の移動スーパーも調べました。とくし丸は全国で約1,200台稼働している点で、業界ナンバーワンの実績があることや、販売パートナーの方の年収を見て、最も魅力的だと思いました。

目に見える実績があることでとても安心感があり、「開業するならとくし丸」と決めていました。顧客としている相手が高齢者であり、今後も高齢者が増加していくことがデータとしても示されているので、「移動スーパー」という事業はますます伸びていくだろうと考え、「ビジネスの力で買い物難民を救える」素敵なサービスだと思いました。

興味を持ってからは、YouTubeで動画を観たり、実際に働いている販売パートナーの方が著者である本『ねてもさめても とくし丸 移動スーパーここにあり』を読んだりしていました。著書では、開業から9年目の販売パートナーとしてご活躍されている方が書かれており、1日の業務内容だけでなく、働くうえで大変なこと、その一方で楽しいことややりがいも描かれていて、実際に働いてみての生の声を深く知ることができました。

働くイメージを具体的に持つことができ、開業への大きな後押しになりました。

開業しようと思ったきっかけを教えてください

「自分を育ててくれた地域に、どんな形で恩返しができるかな」と考えたときに、「とくし丸」というビジネスの力で地域の課題解決をしていこうと決めたことが、開業のきっかけです。

私が今走っている宮城県仙台市には、小学生の頃から住んでいます。その頃から20年~30年とかけて、地域全体の高齢化が進んでいるのを目の当たりにしてきました。
高齢化が進むにつれて、自分の家の周りを見渡したときに、足が悪く買い物へ行くことが難しい方や、免許を返納してスーパーマーケットへ行く手段がなく、タクシーでスーパーマーケットへ行く方が増えていくのを間近で見てきました。

また、昔は近くの地元商店に電話して自宅まで配達してもらっていた人もいましたが、その商店が廃業してしまい、買い物をする手段がなくなって困っている方もいました。

お困りの方は、その人自身の事情だけでなく、地域の過疎化によって商店が廃業し、買い物の手段がなくなってしまったという背景もあります。買い物にお困りの方が、近所だけでもこれだけいらっしゃるので、地域全体では相当数の方が困っているのではないかと思いました。

こうした「買い物難民」を近くで見ていたからこそ、自分を育ててくれた地域に貢献し、恩返しがしたいと思いました。そして、「買い物」という高齢者にとってのエンターテインメントを通して、地域のみなさまを笑顔にしたいと考え、開業を決意しました。

実際に走ってみての感想を教えてください

とくし丸の強みでもある「軽トラック」だからこそ、お困りの方のところへ毛細血管のように住宅地へ入り込み、販売ができることを実感しています。

他の移動スーパーですと、公園や住宅地の広場など、どこか場所を決めて販売している印象がありますが、そうしてしまうと、歩けずそこまで行くことができない方もいます。

とくし丸は狭い住宅街でも自宅前まで入り込めるため、お困りの方のもとへ買い物の機会を提供できる点に、改めて魅力を感じました。

販売に行くと、お客さまがみんな待ってくださっていて、1日に何回も「本当に助かる」「また来てね」「いつもありがとう」とダイレクトに言われるので、やりがいを強く感じます。これからも街の毛細血管のような役割を果たし、販売機会をみなさまに届けていきたいと思います。

また、実際に働いてみて、体力面での不安は想像以上に心配いりませんでした。もともと体力には自信がありましたが、開業してからはお客さまとの会話が楽しく、あっという間に1日が過ぎています。

開業初月はいくら売上を上げることができましたか?

開業初月から日販10万円を超えることができました!
小売業未経験の私でも、初月から平均日販10万円を超えることができたのは、自分でも驚いています。

初月から好スタートを切ることができたのは、とくし丸本部とスーパーマーケットのとくし丸担当者のサポートのおかげだと思っています。
開業前から売上に直結するお客さま探し(開拓)や、開業後も2週間ほど一緒に販売を行なってくださるなど、手厚いサポートがありました。

経験したことのない世界に飛び込むことはとても不安でしたが、サポート体制が充実していたことで、初月から好スタートを切ることができました。これからは、本部やスーパーマーケットの方から教わったことを活かしつつ、自分の販売スタイルを見つけていきたいと思っています。

前職ととくし丸の違いや変わったことを教えてください

前職ではファイナンシャルプランナーとして働いていました。毎月の営業成績が棒グラフで張り出されたり、基準を達成した人とそうでない人がカテゴリー別に分けられたりして、目に見える形で人と比較されることや、日々のノルマにストレスを抱えていました。

とくし丸では、このような人と比べられるストレスから解放され、個人事業主として自分らしく働けることが魅力だと感じています。
自分自身との戦いにはなりますが、「一人ぼっち」というイメージではなく、本部・スーパーマーケット・販売パートナーの三者で成り立つビジネスであるため、開業前から日々の販売まで、スーパーマーケットの担当者や本部のサポートがあり、心強いです。

一方で、前職で魅力だと感じていたのは、給与形態が「完全歩合制」であったことです。頑張ったら頑張った分だけ収入として自分に返ってくることが魅力でした。そこは今のとくし丸でも変わりません。

個人事業主として、売った分だけ、頑張った分だけ、しっかり収入に反映されます。売上が思うように上がらない日には不安になったり、大変だと感じたりすることもありますが、お客さまとコミュニケーションを取って数字を作っていくことは、これまでの仕事でもしてきたので、その経験を活かして、売上を上げられるよう日々工夫しています。

今は、「地域の課題をビジネスの力で解決する」とくし丸で働くことに、とてもやりがいを感じています。

家族で過ごす時間を増やす、とくし丸が魅力です

前職から見た、とくし丸事業の魅力を教えてください

とくし丸事業の魅力は、週に2回、対面でお客さまと直接顔を合わせて販売をすることです。
前職の場合、週に1回商品をお届けするだけでも絆を築くことができていましたが、とくし丸の場合は週に2回、顔を合わせてお話をするので、お客さまとの関係性は比べ物にならないくらい深い絆を築くことができるのではないかと期待しています。
対面販売のメリットは、毎週決まったお客さまと顔を合わせるため、少しの体調の変化や異変にすぐに気づくことができる点だと思います。買い物をする機会を提供するだけでなく、見守り活動で地域に安心をお届けする存在になっていきたいです。

また、ネット通販などの場合は、カタログやインターネットから事前に注文し、冷凍食品のお届けがメインとなります。そのため、解凍が必要となり、すぐに食べることが難しいです。
一方、とくし丸の場合は、その日にスーパーマーケットから商品を仕入れるため、新鮮な青果、お肉、お刺身をお客さまがご自宅の前で自分の目で見て、楽しみながら選ぶことができるのも魅力だと感じています。

髙橋さん流のお客さま探し(開拓)のコツを教えてください

今、開業に向けて順調にお客さまの獲得ができています。
自分のエリア内の個人宅を一軒一軒インターホンを押して、今困っているか困っていないかを聞き出し、利用の意思確認をするという作業のため、非常にやりやすいです。お客さま探しのやり方のマニュアルも、本部より開業前研修でいただいたため、安心して行うことができています。

お客さま探しをする上での私流のコツは、まず自分のことや家族のことを話し、緊張感をほぐすことを意識しています。
本題から入ってしまうと受け入れてもらえないので、庭の花の話をしたり、飼っているペットの話をしたり、打ち解けることができる話題から入るようにしています。

一方で、まだ足腰が元気でとくし丸の利用を希望されない方でも、チャンスはあると考えています。実際に利用を希望されなくても、その方から近所の方やご両親の紹介などで、合計4名のお客さまの紹介をいただいたからです。

お客さま探しの時には私の名刺をお配りしているため、後から思い出してお電話をいただくことが多いです。最初、本部からいただいた約200枚の名刺が、今はもう残り20枚ほどになっています。

また、サポート内容※も充実しており、私の場合はとくし丸本部が1週間ほど現地に来てくださり、私のエリア内の福祉施設や自治体に営業をかけていただいています。
施設のお客さまの獲得ができるだけでなく、その活動によって地域での知名度が上がり、個人宅を訪問していても「見ました!」や「聞きました!」などの声をいただき、警戒されることなくお客さま探しを順調に行うことができています。

※サポート内容は店舗によって異なりますので、スーパーマーケット担当者面談の際、直接お問い合わせください。

これから楽しみなことを教えてください

これから働くうえで楽しみなことは、妻と過ごす時間が増えることです。
前職の勤務地が自宅から30km以上離れており、30年以上、家庭を顧みることはほとんどありませんでした。
ただ、生涯現役で働くことが私の中の目標にあったため、自宅付近で活躍することができるとくし丸に魅力を感じています。

妻も人と話すことが好きなので、2人で力を合わせ、夫婦開業をする予定です。
一緒に過ごす時間を増やし、さらに地域に笑顔を増やすことが、これからとても楽しみです。
とくし丸で夫婦で外に出て身体を動かし、お客さまとお話しすることは、働く側としても本当に素晴らしいことだと考えています。

生涯現役で「最期まで健康で生活を送れること」を夫婦の目標として、これから頑張っていきたいです。

会社員時代より ストレスフリーに働いてます

開業するにあたって不安なことはありましたか?

当時私は、開業資金はリースを選択しようと思っていたのですが、無職で収入0だったので審査が通るかとても不安でした。ただ、バックボーンに東武ストアさんがいたことによって審査も通り、無事開業することができました。

今はリースを選択したことによって支出が一定だということもあり、経費管理が楽になるという点と、
車両のメンテナンスもついてくるので安心・安全な車両管理ができるメリットがあると感じています。
車両について詳しくない私でも、これならやっていけています。

リースの月々の支払いは大きいですが、やっていけない完全に無理な数字ではなかったです。
確定申告もこれまでやったことがなく不安でしたが、ソフトを使ってやってみると簡単にでき、税理士など使うことなく今では自分で行っています。

また私は収入の面でもとても不安でした。個人事業主なので自分に何かあった時には収入がなくなってしまいます。体調を崩してしまうと営業が停止し、その分直接収入にも響いてきます。

また自分自身の問題だけではなく、買い物の手段の提供というお客様のライフラインを直接担っているので、
自分自身の体調には気を付けるようにしています。でも今はそれをプラスに捉え、体調の面も含め自分の仕事に責任感を持って働くようにしています。

とくし丸で働く上でどんなことに気を付けていますか?

私は一緒に働く仲間との関係性を大切にしています。
販売パートナーは個人事業主ではありますが、日々の営業の中で一緒に働く仲間、例えばスーパーの担当者や各部門の方、出入りする他の配送業者の方との関係性を大切にしています。

具体的には、しっかり相手と目を合わせて挨拶をしたり、ベースピッキング※や返品作業をやってもらって当たり前と思わずに、毎回必ずしっかりお礼を伝えるなどしています。
基本的には1人で業務を進めていく仕事ではありますが、日々サポートしていただき周りの力も借りて働いているので、円滑に業務を進めていく上ではとても大切なことだと感じています。

良い関係性を築くことによって「お客さんの名前だけじゃなくて誕生日とか結婚記念日も覚えてプリンとかちょっとしたプレゼントと一緒にお祝いしてあげると喜ぶよ!」などと売上を上げるためのコツを教えてもらったり、営業前に会話したりして1日の良いスタートが切れています。
朝たまにスーパーの担当者がいらっしゃると話が盛り上がって止まらなくなって遅れそうになる日もありますが…(笑)それくらい楽しいです。

簡単なことではありますが、一緒に働く仲間との関係性を大切にすることによっていつかはそれが自分に返ってくると考えています。

※ベースピッキング:基礎的な商品を選定すること

とくし丸で働いてみての感想を教えてください

私は30年以上勤めていた会社を辞め心機一転、新たなとくし丸を開業しました。
今は会社や上からの指示で動くのではなく、自分で考えや自分の意思で働くことができるため、個人事業主であることが逆に良かったです。

例えば、どうしたら売上を上げることができるのか自分で考え、実行することができるのです。
お客様が商品を見やすく選びやすく手に取りやすいように車両のレイアウトや棚を変更したり、接客の方法も自己流にしてみたりしています。

思ったように売れるとやっぱり嬉しいですし、思ったような結果にならなかったときにはまた考え、それを実行に移しています。
今は自分の意思で動き、実行していけることができる、そんな個人事業主として働くことが魅力的だと感じています。

砂村さん流の商売のコツを教えてください

私は週に2回お買い物をすることが楽しみなお客様の期待を裏切らないために、商品内容を飽きさせないようにしています。
お客様の喜ぶ顔を思い浮かべながら商品選びをし、新しい物・いつもと違う商品を持って行っていくことを心がけています。

中には80代になっても自宅にあるお肉や野菜を使って料理をしているお客様もいらっしゃって、「これを持って行くと喜ぶんじゃないか?」と思って積んだ商品を実際購入してもらうと、とても嬉しいです。

お客さんが「これが好き!」と言われ好みを知っていくことは重要ですが、何回かすると飽きてしまって買わなくなってしまいます。
お客さんを飽きさせないために商品を替えることが重要だと感じています。