夫婦で届ける“ありがとう”の毎日

とくし丸を知ったきっかけを教えてください

マイさん:
最初のきっかけは、テレビで見た移動スーパーの特集でした。
山奥でお年寄りの方が買い物に困っている様子を見て、「こんな仕事があるんだ!」と衝撃を受けました。
自分も誰かの役に立てる仕事をしたいという気持ちがずっとあったので、「こういう仕事をやってみたい」と思ってすぐに調べました。

そこで見つけたのが「とくし丸」。
仕組みを知るうちに、自分にもできるかもしれないと感じました。

当時、私は学校の事務職として働いていましたが、右耳が一切聞こえなく、健康面に不安がありました。周囲からは優しくしていただいていましたが、「自分がいなくても困らない仕事だな」と感じていたんです。
やりがいや手応えを求めていた時期にとくし丸と出会い、「これなら、自分にしかできない仕事ができるかもしれない」と思いました。

サトシさん:
テレビを一緒に見ていたので、妻の心が動いた瞬間を覚えています。

最初は「個人事業主として働くなんて難しいだろう」と思っていましたが、調べてみると意外と現実的に始められる仕組みで驚きました。
僕は当時営業をしていたのですが、会社員としての安定と引き換えに感じるストレスもありました。

そんな中で、妻が「これをやってみたい」と言ったとき、素直に応援しようと思えたのです。

ご主人が一緒に働くようになったきっかけは?

サトシさん:
僕は営業職でしたが、「必要としていないものを売る」という違和感を常に感じていました。
妻の仕事を手伝ううちに、お客さんの「必要なものを届ける」という本質的な喜びに触れたんです。それが羨ましくて、自分も一緒にやりたいという気持ちが大きくなりました。営業という肩書きは同じでも、求められているものの意味がまるで違う。

とくし丸の仕事は“ありがとう”という言葉で満たされていて、それが心地よかったんです。

二人で働くようになって、変わったことはありますか?

マイさん:
まず、できることの幅が大きく広がりました。
耳が聞こえにくい私に代わって、夫がさりげなくお客さまの言葉を拾ってくれることも多いんです。「あのおばあちゃん、あれが欲しいって言ってたよ」と後で教えてくれて、それが次の販売につながることもあります。

お互いの苦手を補い合えるのが、夫婦ならではの強みですね。

サトシさん:
体力的にも、二人でやることでかなり楽になりました。
積み込み作業や販売準備も分担できるので、朝も8時に出勤して十分間に合います。接客と会計を分けて動けるので、お客さまをお待たせすることも減りました。

それに、おばあちゃん達が「今日はお父さん(サトシさん)来ないの?」って聞いてくれるんですよ(笑)。男性が来ると喜ばれることも多くて、妻と一緒にいることで、お客さまの層にも幅が出たと思います。

夫婦で働くことで得られる喜びは何ですか?

マイさん:
やっぱり、一緒に頑張れるのが嬉しいです。

仕事中の出来事を家でも共有できるし、「今日あのお客さん、面白かったね」とか「おにぎりもらっちゃったね」なんて会話が自然に増えました。
お客さまからいただいた野菜や惣菜でそのまま夕飯ができる日もあって、「今日のごはん、全部お客さまからのいただきものだね」と笑いながら食卓を囲むことも。

そういう時間が、本当に幸せです。

サトシさん:
個人事業主って孤独を感じやすい仕事だと思うんです。
でも夫婦でやっていると、喜びも悩みも全部共有できる。ちょっとしたトラブルやお客さまとの出来事も、すぐに話せて気持ちが楽になるんです。仕事のパートナーでもあり、人生のパートナーでもある。

それが今の働き方の一番の魅力です。

とくし丸で働いて感じた「やりがい」は何ですか?

マイさん:
「あなたが来ないと困るの」と言ってもらえたとき、この仕事の意味を強く感じました。

買い物ができない地域の方にとって、とくし丸は“命の綱”のような存在なんだと思います。
前職では感じられなかった、人の生活に直接役立てているという実感があります。

サトシさん:
僕も毎日、お客さまからの「ありがとう」に支えられています。
会社員時代は“やらされている仕事”でしたが、今は“自分がやりたい仕事”です。

必要とされている実感があると、自然と頑張れる。疲れも不思議と気にならないんです。

最後に、とくし丸を検討している方へ

夫婦で仕事をするのは大変なこともあります。

でも、喜びも2倍です。

お客さまの笑顔に囲まれて、「ありがとう」を直接もらえる仕事って、なかなかないと思います。

もし迷っているなら、一歩踏み出してみてください。思っているよりずっと、やりがいのある毎日が待っていますよ。

人が好き。その気持ちがあれば、きっとできる仕事です

とくし丸を始めたきっかけを教えてください

とくし丸を始めたきっかけは、友人の紹介でした。
最初に話を聞いた時に、「やりたい!」って直感で思ったのです。

それまで保育士や介護職として、人と関わる仕事をしてきました。とくし丸も、まさに“人と関わる”ことが仕事。

実際に働いてみると、「この人に何を届けたら喜んでもらえるかな」と毎日考えることが楽しくて。
商品を売る、というよりも「お客さまに会えることが楽しみ。そして、お客さまに寄り添い、心を通わせられる」そんな仕事やと思っています。

※水口さん自作の商品POP

開業するにあたって不安なことはありましたか?

子どもがいて、仕事を探していた頃、「40代だと採ってもらえない」「自分のスキルを活かせる仕事がない」と思っていました。

でも、とくし丸は違いました。

お休みも自分で決められますし、頑張った分だけ、しっかり収入につながるのも嬉しいところです。「やらされてる仕事」じゃなくて、「自分で決めて、自分がしたいように働ける」という感覚がある。それが、何よりのやりがいです。

開業から10年経ちますが、働くうえで大変だったことは何ですか?

10年続けてきて、一番大変だったのは「天候」と「体調管理」です。
雪や台風の日でも、「待ってる人がいる」と思うと、どうしても行きたくなる。

でも、無理は禁物。代わりの人がいないからこそ、自分の体は大事にせなあかんと日々感じています。
とはいえ、お客さまから「来てくれてありがとう」と言われたら、それだけで疲れが吹き飛ぶんです。それも、やりがいです。

「1週間ぶりに人と話せたわ」って言ってくださる方もいらっしゃって、「この仕事を選んでよかった」と心から思える瞬間です。

とくし丸の仕事の魅力を教えてください

とくし丸の仕事の魅力は、“楽しさ”も自分でつくれるところです。
たとえば、ある日お客さまから毛糸で編んだネズミをたくさんいただいたのです。

そのまま配るのもええけど、なにかできへんかなと思って、「ネズミ釣り大会」を考えました。
ネズミのしっぽに輪っかを作って、広告紙で釣竿を作って、子どもたちに釣ってもらうのです。 もう、子どもたちの笑顔を想像するとたまらんくて。準備してるこっちが一番ワクワクしてました(笑)。

他にも、クリスマスにはトナカイの帽子をかぶってプレゼントを配ったり、こどもの日には100均でおもちゃを用意して「好きなの選んでいいよ〜」って配ったり。
子どもたちに向けてだけでなく、お菓子のつかみ取りやビンゴゲーム、サイコロゲームなんかもしました。

ちょっとした工夫や遊び心で、たくさんの笑顔に出会えるのが、この仕事の醍醐味です。

結局、お客さまに喜んでもらうつもりが私が一番幸せをもらっています。
とにかく、私の人生が大きくひろく、豊かになりました。

※子どもたちと一緒に行ったネズミ釣り大会
※サイコロゲームを楽しむお客さま

とくし丸はどんな方に向いている仕事だと思いますか?

私は、研修に来られた方に必ずこう聞きます。

「人が好きですか?」

人が好きだったら、その人に喜んでもらいたいと思うし、「どうしたら笑顔になるかな」って自然に考えるようになると思うんです。
過去にどんな仕事をしていたかは関係ありません。
大切なのは、“誰かを想う気持ち”があるかどうか。

この仕事は、どんな年齢でも、性別でも、どんな経験をされた方でも、「人が好き」という気持ちさえあれば、きっと誰でもできます。
だから私も、これから先ずっと、笑って楽しんで、とくし丸を続けていきたいと思っています。

▼.水口さんの著書・ブログのご紹介

著書:ねてもさめてもとくし丸

ブログ:とくし丸5go!

雨粒がきらめく、潤い溢れるスタートに

あいにくの雨でしたが幸先の良いスタートとなった、ベルジョイスとくし丸1号車の開業初日に密着しました。


初日ということでかなり緊張しつつも、丁寧な接客でお客さまを笑顔にしていた販売パートナーの徳山さん。
そして、そんな徳山さんと二人三脚で開業までの準備に取り組んでくださったベルジョイスの熊谷さまにお話を伺いました。

まずは、徳山さんにお聞きします。
とくし丸を知ったきっかけは何ですか?

徳山:前職で腰を悪くして1年くらい療養期間があったんですが、その時にニュースでご高齢の方々で買い物に困っている人がたくさんいるということを知って。色々調べたら“とくし丸”という移動販売があることを知りました。

販売パートナーをやろう!と決意したきっかけがあれば教えてください。

徳山:私の場合は家族が応援してくれている、というのがありまして…!
ひとりではちょっとなかなか決意できなかったところを「応援しているからやってみて!」と言われたことがきっかけです。

ご自身が思う、販売パートナーという仕事の魅力はなんですか?

徳山:困っている人の役に立つ力になれる、というところが最大の魅力だと思います。

ついに開業日となりましたが、今日までで一番大変だったことは何ですか?

徳山:真夏の炎天下ですごく暑い時に、お客さまの家を一軒一軒回って挨拶したんですけども、それが肉体的には大変でした。ただ「こういうの(とくし丸を)使ってみたい!」って言ってくれるお客さまがいると、それがすごく励みになって、頑張ろうと思いました。


続いて、熊谷さんにお聞きします。
とくし丸にどんな期待をしていただいてますか?

熊谷:お客さまに安心安全な商品をお届けするとともに、地域の見守り隊として地域のお客さまと信頼関係を築き、安心して生活ができる環境づくりに貢献できることを期待しています。 

地域に貢献していくこと、を期待いただいているんですね。

熊谷:はい。当社は地域のライフラインとして安心安全な商品をお届けすることで地域社会の発展に貢献すること、を企業理念の一つとして掲げています。
この理念をもとに、とくし丸事業に取り組み、地域に貢献していきたいと考えております。

ベルジョイスのとくし丸販売パートナーに期待することは何ですか?

熊谷:地域の皆さまの生活に寄り添い、皆さまの御用聞きとして日々のコミュニケーションを大切にし、信頼関係を築いていってくれることを期待しています。 


ベルジョイスでのとくし丸開業に少しでも興味を持ってくださった方は、こちらから事業説明会にお申し込みください。

地元に貢献できる喜びを

とくし丸を開業しようと思った理由を教えてください

実は私、前職はとくし丸本部のSV(スーパーバイザー)として働いていました。
当時は、全国の販売パートナーの現場で直接営業サポートやノウハウを提供していました。当初は本部を辞めて販売パートナーとして開業することは、想像もしていませんでした。販売パートナーという仕事に興味を持ったきっかけは、既存の販売パートナーへの「同乗」でした。

もともと小売業界にいたので、稼働時間や仕入れ作業、商品を並べることの大変さなどは分かっていたのですが、それ以上にお客さまからのたくさんの「ありがとう」という言葉が多かったことに衝撃を受けました。

お客さまも、販売パートナーも、お互いがお互いに感謝していたことを覚えています。コンビニなどの店舗小売業の場合、お客さまと話す時間はほとんどないですし、お客さまの顔や名前、好みの食べ物を把握しながら接客することもないでしょう。

顔が分かっている状態で接客し、お互いに感謝の気持ちを持っている。とくし丸は「ありがとうが溢れる現場」だと思いました。
これまで複数社で現場を経験したことがありますが、こんなにも「ありがとう」が溢れる現場や仕事は見たことがなく、私もこの素敵な世界に飛び込んでみたいと思いました。

月々かかる経費について教えてください

私は車両の購入方法としてリースを選択しました。リース代は月々約56,000円かかっています。リース代のほかに、毎月かかる経費はガソリン代、レジ使用費、駐車場代など。すべて含めると10万円弱になります。夏は燃費が悪く、ガソリン代が特に高くなります。

経費の金額だけ聞くと高いと感じるかもしれませんが、とくし丸は「売ったら売った分だけ収入に直結する」ので、やっていくことが難しい金額ではないです。逆にいえば、売上が下がると収入も下がってしまうので、日々工夫をしています。

例えば週1回利用だったお客さまに対して、週2回利用を希望される方がいないかを聞いたり、営業中に空き時間ができた場合は、追加でお客さま探しをしたりしました。そうすることによってお客さまの数を増やし、売上を上げることができているのです。このように売上を伸ばす工夫ややり方も自分で考え、実行できることに魅力を感じています。

現在、私と妻、2人の子どもとの4人暮らしのため、一家の大黒柱として、今後も日々営業を工夫して売上を伸ばしていこうと思います。

首都圏のお客さまにはどんなお困りごとがありますか?

首都圏も山間部も、根本的な需要やお困りごとは変わらないと思います。首都圏といっても、スーパーマーケットがたくさんある地域と、比較的少ない地域があります。歩いて15分のところにスーパーがあっても、そこまで行くことが難しい方がいらっしゃるのです。

私たちの場合は自分の足でスーパーへ行き、買い物をすることができますが、お年寄りの方は足腰が悪く、スーパーまで行くことができない方や、誰かの力を借りて買い物へ行く、例えば週末に家族(娘や息子)に買い物に連れて行ってもらう方がいらっしゃいます。
そうした方々のために、自分の目で見て、触って商品を選んでいただける機会を提供しています。
また、私はずっと日野市に住んでいます。とくし丸で働く魅力は、買い物にお困りの方を救うだけでなく、地元に密着し、地域に笑顔を増やしていることを実感できることです。
「来てくれてありがとう」「会えて嬉しい」と日々言われます。私の販売エリアが日野市内のため、地元へ恩返しをしているようで、誇りをもって働くことができています。

お客さまとのエピソードを教えてください

1番印象深かったのは、お客さまからの買い物メモです。
いつも欲しい商品を書いたメモをお客さまから渡されるのですが、そこに「見て買うのが楽しみです」と書いてあったのです。

これを見たとき、暑さや疲れなんかぶっ飛びましたね。
毎週行くたびにいつも「ありがとう、ありがとう」と言ってくださるお客さまですが、文字にしてくださるのは本当に嬉しいですし、「これからもたくさん商品をお届けしよう!」と強く思いました。

都会を走るとくし丸

開業理由を教えてください

以前接客業の仕事をしていて、もう一度やりたいなと思ったからです。接客業というとコンビニや飲食店もあると思いますが、とくし丸の大きな違いは「1日に接客する人数が限られている」点にあります。

前職はイベントで一日に1,000人くらいの方の対応をしていましたが、そういうのではなくもっと小さい規模でその分一人ひとりのお客様とより近い距離感で接したいと思いました。今も昔も「人を喜ばせたい」という点では変わらないですが、今回はもう少しこじんまりとした規模で、その分一人一人のお客様とより近い距離感で接したいとくし丸の開業を決意しました。

開業前は、移動スーパーは過疎地とか地方のイメージだったので、「都内でも活躍してるんだ!」というのが第一印象でした。始める前の不安というよりは、やりたい接客業のイメージと合致している仕事だと感じて、早く始めたいというワクワク感の方が強かったです。

とくし丸で働くうえでの魅力は、何ですか?

私とお客様、お互い知った中で販売ができるというのは大きいポイントです。よく「見守り隊」といってこちらがおばあちゃんを見守っていると言われていますが、おばあちゃんから「アンタ調子悪いんじゃないの?」と元気がないとき逆に励まされたり気遣ったりしてもらえる、そんなお互い人間同士の付き合い方ができることが魅力です。
あとは自由に働ける点も魅力です。研修時にはスーパーの担当者から一通りのやり方を見せてもらいますが、あとは自由にやってくださいね、というような感じでした。とくし丸は個人事業主なので自分のやりやすいように変えていけることに魅力を感じます。
それこそ普通の会社ですと「これだけ売らなきゃダメ!」というようなノルマや縛りがありますが、とくし丸では自由に働くことができる代わりに、自分の裁量が試されます。自分の頑張りによって収入が大きく変わってくるので、甘えちゃうと全然ダメでサボった分だけ売上に反映されますし、その逆に頑張ったら頑張った分だけ自分の収入が上がる点も魅力だと感じてます。

今、東京都新宿区エリアで販売されていますが、都心にも需要はあるのでしょうか?地方と都心とではお客様にはどんなお困りごとの違いがありますか?


こんな大都会でどれくらい需要があるのか、自分も最初は半信半疑でした。でも今は、お困り度合いや環境の違いはあれど、このビジネスは都心エリアでも成り立つと実感しています。例えば、都心だと歩いて10分圏内にコンビニやスーパーがありますが、膝が悪くてそこまでいくことが大変だという方もいますし、重たい荷物を抱えて交通量の多い複数車線の道路を、1度の信号で渡り切れないという切実な声も聞きました。地方ではそもそもスーパーが減って困っているケースもあると聞きますが、都心部であっても取り残されているお困りの方がたくさんいらっしゃるので、とても需要があると感じています。中には、エレベーターのない団地の5階に住んでいて足腰が悪く降りてこられない方に、「注文受けて宅配」という形で販売しているお客様もいます。


働いているときのやりがいは何ですか?

私がおばあちゃんへ勧めた商品が「美味しかった」と言われたり、それをまた買ってくれたりすると嬉しいです。お客様の多くがおばあちゃん(女性)ということもあり、皆さん新しいものや流行りには今も変わらずアンテナを立ててらっしゃるので、私が商品のお勧めをすると興味を持ってくれます。自分が売ったものが「美味しかった」と直接言われることがやりがいに繋がります。この仕事に慣れるまでの1年間ぐらいはとても大変でしたが、それ以上に楽しさがあります。今となっては時間を忘れてしまうくらい楽しさややりがいがあり、仕事という考えでは働いていません。それほどこのとくし丸という仕事は楽しいと感じています。

とくし丸が変わるきっかけをくれました!

「お客さまを笑顔にしたい」という気持ちでファミレスで店長をしていた佐藤さん。気持ちとは裏腹に、管理業務や数字に終われて、心がすさんでいく毎日でした。疲れ果てて帰宅した深夜のテレビ番組で見たとくし丸が心に突き刺さりました。しかし、開業のための自己資金はゼロ。母親に頭を下げて資金繰りをし、開業して3年たった今佐藤さんが満面な笑みを浮かべるその理由とは?